経済人会議関連
この会議は、(一社)日韓経済協会、(一財)日韓産業技術協力財団と㈳韓日経済協会、㈳韓国貿易協会の共催により、日韓で毎年交互に開催しています。コロナ禍においてはオンライン開催が続いたこともあって、東京にお集まりいただいての開催は実に6年ぶりとなりました。
今回の会議では、『未来へと続く日韓のパートナーシップ』をテーマに掲げました。
昨年(2023年)両国のパートナーシップをうたった日韓共同宣言から25年を迎え、さらに来年(2025年)は日韓国交正常化60周年を迎えるという節目に当たり、未来に向け新たな発信と行動をしていくスタートしようとの思いを込めました。
第1セッションでは『経済連携・協力の拡大』をテーマに、次の発表がされました。
① 中小ベンチャー企業支援における日韓協力の可能性
② 日韓の水素経済産業戦略及び協力方策
その後の質疑では、「少子高齢化問題は中小企業にも影響」「日本の水素保管・輸送技術と韓国による産業化の融合を」といった意見が出されました。
続いて第2セッションでは『幅広い多様な交流の実現』に関する発表がありました。
① ~幅広く多様な交流の実現に向けて~広告会社の事例ご紹介
② 日韓の先端ロボット産業の現状、戦略及び協力方策 - 人材交流の拡大を中心に-
その後の意見交換において、「親近感が求められる介護ロボットには日韓のソフトパワーが生かされる」との意見をいただきました。
会議の総括として日本側の麻生チェアマンは、「尹大統領がギアチェンジしたこのタイミングを逃すことなく動き出そう」と締めくくりました。本会議の結果は、第56回日韓経済人会議(5月 東京・オークラ東京)での議論につなげてまいります。多くの経済人の皆さまのご参加をお願いします。