一般社団法人日韓経済協会

コラム・メッセージ

2024年 年頭所感

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(一社)日韓経済協会 会 長

(一財)日韓産業技術協力財団 理事長

佐々木 幹夫

『信頼と友情の輪を広げよう』

新年、明けましておめでとうございます。
平素より当協会、財団の活動に格別のご理解とご協力を賜り、御礼申し上げます。

昨年を振り返りますと、日韓両国の関係は一気に改善しました。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のご英断と、それに応えた岸田首相によってシャトル外交が再開され、直接会談は7回にも及びました。11月の会談では、日韓交流の象徴として当協会の取り組む「日韓交流おまつり」も話題に上ったと聞いております。

コロナ禍の終息も、両国民を大いに近づけることとなりました。日本にやってきた韓国人は年間で700万人近くと推計され、また韓国を訪問した日本人は200万人を超えた 模様です。昨年10月には、羽田―金浦線が就航20周年を迎えました。東京⇔ソウルが日帰り圏内となったことによって、観光客とともに多くのビジネス客が利用する主要路線 となり、今では金浦空港利用者のおよそ半数を占めています。

この流れは『第55回日韓経済人会議』にもつながりました。両国の経済人が一堂に会するのは4年ぶりでしたが、和やかな雰囲気にありながらも活発に議論し、採択いたしました共同声明では、「経済連携」「相互交流」などへの協力が盛り込まれました。

日韓の経済人は、厳しい時代においても固い信頼で結ばれ、ともに活動してまいりました。そして今、政治・外交関係の改善が確かなものとなり、車の両輪である経済においても交流は益々進んでいくことでしょう。新しい年を迎え、私たち協会、財団も、3本柱である経済・人材・文化交流の一層の拡大に、一層努めてまいる所存です。本年も変わらぬご協力をお願い申し上げます。

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