一般社団法人日韓経済協会

コラム・メッセージ

平成30年 年頭所感

佐々木会長2018年元旦

(一社)日 韓 経 済 協 会  会 長
(一財)日韓産業技術協力財団 理事長
佐々木 幹夫

新年おめでとうございます。

平素より、当協会並びに財団の活動に、格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

先ず、いよいよ2月には、平昌冬季オリンピック・パラリンピックが開催されます。平和の祭典として、また世界の人々との相互理解促進の場としての大会の成功を心より祈念いたしたいと存じます。  また昨年5月には文在寅(ムン・ジェイン)政権がスタートし、その後10月末には、李洙勲(イ・スフン)新駐日大韓民国大使がご着任されました。私共と致しましては、心より歓迎申し上げますと共に日韓両国の更なる友好関係の拡大を祈念致したく存じます。

日韓両国はこれまで多くの困難に直面してきましたが、両国の経済人は日韓経済協力の促進・拡大のため「日韓経済人会議」を1969年の第1回目開催以来、一度も中断することなく日韓交互に継続し、昨年9月に第49回日韓経済人会議を無事終了致しました事を含め、全ての事業、行事を予定通り、かつ成功裡に開催できましたことをご報告いたします。

私共は次の50年を見据えた未来志向の日韓協力について、これからも経済・人材・文化交流を3本柱として、これらの交流を通じて、多層的な取り組みを積極的に進めて参りたいと存じます。

第49回日韓経済人会議に於いては以下の5項目が確認されましたことを始め、活発な議論を致しました。                                                                      ① 激動する国際情勢下において未来志向の日韓関係発展のための日韓相互協力。                                                                       ② 資源・インフラ輸出等第3国における日韓協業の一層の拡大。                                                                                   ③ 次の50年を担う青少年の育成・交流の拡大。                                                                                              ④ 平昌冬季オリンピック・パラリンピック、東京オリンピック成功への相互協力。                                                                            ⑤ 日本の雇用問題、韓国の就職難等両国が直面する社会課題解決へ相互協力。

又、近年の日韓企業のグローバル化に伴い、第三国に於ける日韓協業事例が増えてきており、昨年はモンゴルにミッションを派遣し、本年は日韓両国連携の可能性を探るため、ベトナムに日韓共同ミッションを派遣する予定です。

そして、両国の共通課題である少子高齢化に対応した医療・介護関連ビジネスや人材確保への協力、及び情報通信、観光分野での協力は引き続き推進し、それに加えて、最近における日本の雇用問題、韓国の大学生の就職難等、両国が直面する社会課題解決への相互協力についても推進して参ります。

次に、人材交流について、私共は日韓の若者達の交流が重要であるとの信念のもと、日韓高校生交流キャンプを、昨年、第24回目を冬季オリンピック・パラリンピックの舞台であります平昌で開催致しました。参加した高校生は日韓両国にとって、相互協力できる五輪ビジネス案を企画発表致しました。

尚、本年、第25回目を迎える日韓高校生交流キャンプは広島で開催する予定です。

その後、高校生交流キャンプを卒業した若者達は、大学生になってからも活発に交流を続けています。私共は、次の50年を担う若者の交流が非常に重要であると確信を持っております。本年、第13回目を迎える「日韓学生未来会議」は日本で開催する予定です。

2015年から始まり、3年目を迎えた新規事業としてのインターンシップ事業は、初年度はインターン実習生20名、次年度が16名、昨年は51名と3年間で約90名の韓国学生が在韓の日本企業に、1か月間インターンとして派遣され、ビジネス第一線の現場を経験してもらいました。また日韓の中小企業の次世代経営者の交流事業についても、昨年はタイで開催致しました。受入れ企業、参加者の感想、意見等を取り入れ、これからも、継続して参る所存です。

又、昨年開催しました日韓中小企業商談会、並びに日韓経済人会議と同時開催となりました韓日産業技術FAIRを通じ、日韓間の商談の機会を提供していく場を展開して参ります。

尚、従来から常時に、日韓中小企業情報交流センター(JK-BIC)を運営し、ビジネス相談・企業情報を登録し、さらに個別商談を希望する企業同士の商談アレンジ・同行、アドバイスなどを提供して参ります。

次に、協会・財団の直接の事業ではありませんが、私が日本側の実行委員長を務めています、草の根ベースの文化交流事業です。

昨年9月23日、24日の両日、東京の日比谷公園に於いて、第9回目を迎える「日韓交流おまつり 2017 IN TOKYO」、テーマは「共に歩もう 心ひとつに」として開催致しました。日本と韓国が大切な隣人として、心と心が一つになり、そして未来に向けて共に歩むパートナーとして、両国民の絆がより一層強固になることへの願いを込めてのおまつりでした。昨年の日比谷公園でのおまつりは天候にも恵まれて二日間で約6万人の多くの方々にご参加頂き、このおまつりが今日に於いて日韓文化交流、市民交流の代表的な行事に成長、定着してきたことを嬉しく思います。

扨て、本年2018年は「日韓経済人会議」が第50回目、また「日韓交流おまつり in Tokyo」の開催が第10回目を迎える記念大会、そして、韓国政府の支援も得て続けて参りました「日韓高校生交流キャンプ」が第25回目と、それぞれの行事にとって大きな節目の年でもあります。

私共の当協会・財団としては、カウンターパートの韓日経済協会・財団と一体となり、次の50年に向けて、未来志向での日韓関係を一層強化するために微力ながら尽力して参る所存です。

引き続き会員の皆様からのご助言、ご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

最後になりましたが、会員企業の皆様、関係者の皆様方の今後一層のご発展、ご活躍を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

以上

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